積立てで貯金する方法

貯金のイメージ

貯金できない理由

余れば貯めるという考え方ではほとんどの場合で貯金ができません。逆に先に貯金していると、残った額でやりくりしようとするため、確実に貯金ができていくのです。
そんなお金の管理が苦手な人が将来のために貯蓄を始めるための方法として「先取り積立貯蓄」があります。給与が入るタイミングであらかじめ決めた金額を貯蓄に回し、生活費を残りのお金でやりくりします。自分で給料日に自動振替を設定できます。普通預金口座を使えば預入れや出金も自由ですが、都度引き出すと貯蓄が進まないため普段使用する口座とは別の場所へ振替しておくのがおすすめです。

積立預金とは?

積立預金は、毎月一定額を積立てて目標額を達成する預金方法です。預入期間は金融機関によって異なり、期間を特に設定しないものから20年以上の長期間まで選べます。金利は定期預金とほぼ同じですが、将来のために確実に貯金したい人に適しているでしょう。一部解約や中途解約も可能ですが、金利は約定利率の20〜50%程度か普通預金と同じ利率が適用されますので、途中で解約する場合は注意が必要です。

積立預金のメリットデメリット

積立預金のメリットは、まとまった資金が不要で始めやすいことです。少額からの積立てで資産形成が可能であり、新卒者でも始められます。自動的に毎月振り替えられるため、貯金が苦手でも取り組みやすく、預入金額や期間を自由に変更できる柔軟性も魅力です。また、資金の引き出しも比較的容易であり、金利の変動も少ないため、いざという時には取り出しやすいので柔軟に使いたい人に向いています。
ただ、積立預金のデメリットは引き出しのハードルが低いため、予定外の使途にお金を使ってしまいやすい点に注意が必要です。

年代別の貯金額

20代独身者の平均貯金額は142万円で、金融資産ゼロの割合は全体の61.0%です。持っている人はしっかり貯金していますが、貯金額0という人のほうが多いのが現実でした。
30代独身者の平均貯金額は589万円で、貯金なしの割合は約40%です。既婚者では平均貯金額は470万円となっています。
40代独身者の平均貯金額は936万円で、既婚者の平均貯金額は643万円でした。

収入によって異なりますが、月の貯金額は月収の10~15%が目安と言われています。ライフスタイルによって変わりますが、子どものいない共働きの世帯や実家暮らしの独身者は月収の20%以上を目指しましょう。
例えば20万円の給与の場合は2~4万円の貯金をする計算になるため、余れば貯めるでは難しくなってきます。天引きなどで先に預けておいたほうがいいでしょう。重要なのは継続です。年収に合った無理のない金額を貯金しましょう。