「残ったご飯」を使って食費を節約

茶碗に盛られた白米

ご飯は傷みやすいので注意が必要です

毎日の食卓に欠かせないのが白米ごはんですが、実は炊いた状態のお米は非常に傷みやすいという特長があります。
夏場など暑い時期に炊いたお米を炊飯器の中に放置していたらほんの一日くらいで真っ黄色になって嫌なにおいを発するようになったりします。

これはご飯を炊く時に沢山使用する水が関係しており、お米が炊けたあとの暖かく湿った環境では非常に雑菌が繁殖しやすいということに起因しています。

ご飯が腐らないようにと炊き上がったら早めに冷凍保存をしているという人もいるでしょうが、一度冷凍したご飯というのは解凍をしても炊きたてのような美味しさはなく、パサパサとしてよくない食感に変わってしまいます。

一番よいのは一食で食べ切れる分だけのご飯を炊いて残さないようにするということですが、なかなか分量の調整は難しく、せっかく用意しておいたのに食べられなかったというようなことも起こります。

残ったご飯を上手に保存するにはまずは炊きたて熱々のうちに保存用のフリーザーパックもしくはラップなどで小分けにしておきます。

このときおにぎりのように丸くではなくなるべく平たくなるようにしておくと早く温度が冷め、解凍にかかる時間も節約できます。
粗熱がとれたら早めに冷凍庫に入れるようにし、3週間以内くらいで食べきるようにしましょう。

残ったご飯を美味しく食べる方法

冷凍するほどの量でもないし、ちょっと小腹が空いているというなら簡単にできるリメイク料理にするのがおすすめです。

冷や飯を使ったリメイク料理の定番といえば「チャーハン」と「お茶漬け」ですね。
これらは簡単にできて料理が苦手な人でも簡単にできるので定番となっています。
ただこの二種類だけではどうしても飽きてしまいますので、冷や飯リメイクレシピをもう少し紹介していきます。

まず一番におすすめしたいのが「リゾット」です。
正確には「リゾット」とは生米から作る料理なので冷や飯を使ったものは「おかゆ」となるのですが、冷や飯を使うことで手早くできるというのが魅力です。

作り方は簡単で缶詰のホールトマトを汁ごと鍋に入れそこにご飯とともにウインナーやマッシュルームなど具材を入れて煮込みます。
最後に溶けるチーズを乗せて溶かしてから食べるとかなり本格的な味になります。

リゾット料理としてもう一つ覚えておきたいのがカルボナーラ風リゾットです。
これも簡単にいえば「卵おかゆ」なのですが、まず残ったお米に牛乳を加えて柔らかく煮込みそこにベーコンやアスパラなどの具材を入れたら最後に生卵を落として半熟の状態から混ぜ合わせて食べます。

ホワイトソースがあるならドリア風にしてご飯の上にソースとチーズを乗せてそれをオーブンで焼くという方法もあります。